ロードバイクの選び方を解説 | 初心者・中級者におすすめロードバイクも紹介

ロードバイクの選び方

ロードバイクは他の自転車よりサイズや構成パーツ、必要なアイテムなど選ぶための要素が多いです。
価格帯も10万~数百万と幅が広く、自分に適したロードバイクを購入するのにいくら必要なのか見極めるのが難しいでしょうか。
そこでこの記事では、ロードバイクの選び方を5つの項目に分けて紹介していきます。
最後に当サイトで販売しているおすすめのロードバイクも掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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【売れ筋】当自転車通販サイトcyma-サイマ-で人気のロードバイクランキング

(※2022年10月25日時点のランキングです。2022年1月1日~2022年10月24日までに販売された自転車の台数をもとに算出しています。)

ロードバイクはどんな自転車?

そもそもロードバイクとは?

ロードバイクとは舗装路(オンロード)を高速で走ることに特化した自転車です。
もともとはツール・ド・フランスや、ジロ・デ・イタリアなどの自転車レースのために作られた自転車のため、速く走るための構造をしています。

ロードバイクの特徴
  • 加速しやすい軽量な車体
  • 空気抵抗を抑えるために前傾姿勢をとりやすいドロップハンドル
  • 路面との摩擦を最小限に抑える細いタイヤ

ロードバイクの選び方

ロードバイクは他の自転車に比べて価格が高く、サイズの適正さが乗ったときのパフォーマンスに大きく影響します。 ここからは納得のいくロードバイクを購入するためのポイントを紹介していきます。

ロードバイクの選び方1.用途を決める

ロードバイクの選び方1.用途を決める

ロードバイクの価格は10万~数百万円と幅が広いです。
コンポーネント(ロードバイクを構成しているパーツ)のグレードが高いほど速く気持ちよく走れますが、その分価格も上がるのでオーバースペックになってしまう場合も。
使用用途や頻度を決めることで必要なスペックや価格帯が絞られるので選びやすくなります。
次を参考に、用途に適した価格帯を抑えておきましょう。

【予算6~10万円前後】通勤など普段使いにおすすめ

6~10万円の価格帯は通勤・通学用として十分な走行性能のロードバイクが手に入る価格帯です。
主に普段使いや時々のサイクリングに使う人は10万円以下の低価格帯を検討ください。

【予算10~20万円】ロングライドやヒルクライムにおすすめ

主にロングライドやヒルクライムなど趣味として使いたい人は10万円以上のロードバイクがおすすめです。
有名メーカーのエントリーモデルにも手が届く価格帯なので、ロードバイクらしい乗り心地を堪能するならこのこの価格帯は超えていたいところです。

【予算20万円以上】レースを視野に入れている人におすすめ

本格的なライドを楽しんだりレースに出場したりすることも視野に入れている人は、20万円以上を見積もっておくとよいでしょう。
上位グレードと互換性のある人気のシマノ製コンポーネント「105(イチマルゴ)」を搭載しているモデルが手に入るので、カスタムを楽しむこともできます。

ロードバイクの価格について詳しくはこちら

【価格帯別】おすすめのロードバイクを紹介!価格差がでるポイントも解説
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ロードバイクの選び方とおすすめを紹介

ロードバイクの選び方2.サイズを確認する

速いスピードを保って長距離を走るためには、自分に最適なサイズのロードバイクを選ぶことが重要です。
サイズの合わないロードバイクを選ぶと、転倒などのケガのリスクが高まるだけでなく本来車体が持つポテンシャルを十分に発揮できなくなります。
購入したロードバイクを使いこなすためにも、次に紹介するどちらかの方法で入念にサイズを選びましょう。

  • 実際に試乗して選ぶ方法
  • 適応身長を目安に選ぶ方法

実際に試乗して選ぶ方法

実際に試乗して選ぶ

初めてロードバイクを購入する場合、特に普段使い以上に走る楽しみを感じながら使いたい場合は必ず試乗することをおすすめします。
ロードバイクのフレームにはサイズがあり、サイズが異なるとジオメトリが変わります。
ジオメトリが違うとペダルやハンドルまでの距離、足付きなどが変わります
ジオメトリはメーカーや車種によって異なるので、サイズ表記が同じでも乗り心地が違うことも。
初心者がジオメトリ表を見て選ぶことは難しいので、一度乗ってみて確認すると安心です。
販売店によっては自分の体格に合うサイズが分かるフィッティングを行っているところもあるので、サイズの違いによる乗り心地の違いがイマイチ分からない場合はフィッヒングで自分のサイズを確認しましょう。

適応身長を目安に選ぶ方法

適応身長を目安に選ぶ方法

手間をかけずにおおよそのサイズから選ぶには、適応身長を確認しましょう。
適応身長は安全に乗れる身長の目安で、メーカーや車体ごとに異なります。
通販で購入する場合や、おおよそのサイズがわかる人、そこまでサイズのフィット具合を気にしない人は適応身長やジオメトリ表をもとに確認することがおすすめです。

ロードバイクのサイズについて詳しくはこちら

失敗しないクロスバイクのサイズ選びとは?身長別おすすめ車種も掲載
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ロードバイクの選び方とおすすめを紹介

ロードバイクの選び方3.フレームの素材を選ぶ

ロードバイクの選び方③フレームの素材から選ぶ

フレームとフォークはロードバイクの多くを占める部分です。
フレームやフォークが軽いほど、また適度に硬いほど加速しやすくなるのでフレームの質は走り心地にとっても価格にとっても重要です。
次の3種類の素材が主に使用されます。

カーボン アルミ クロモリ
軽さ とても軽い 軽い やや重い
衝撃吸収性 ×
剛性(しなり) やや低い(程よくしなる) 高い(あまりしならない) 低い(よくしなる)
サビやすさ とても錆びにくい 錆びにくい 錆びやすい
値段 高い やや高い 安い

カーボンはこれらの素材の中で一番軽く強度も高いため、フレームやフォークの素材として最も優秀です。
そのぶん高価格でメンテナンスや扱いに慎重さが求められますが、レースの場では長く愛されています。
一方アルミとクロモリは、カーボンよりも安価で普段使いに人気があります。
メンテナンスの手間をなるべくかけずに安く済ませたいならアルミ素材、おしゃれさや味を求めるならクロモリ素材がおすすめです。

ロードバイクの選び方とおすすめを紹介

ロードバイクの選び方4.コンポーネントを選ぶ

ロードバイクの変速段数とブレーキの種類

コンポーネントの種類と性能の違い

グレードの高いコンポーネントほど、多段化し、軽量になり、耐久性や操作性も良くなります。
操作性が良くなる例は次の3つです。

  • ブレーキの制動力が上がり、スピードを制御しやすくなる
  • 変速段数が多いので、より状況に合ったギアを選択できる
  • 変速時のチェーンの切り替わりがスムーズになる

また上位モデルや他社メーカー品との互換性があることも変速比の質の高さを表します。
今後カスタマイズすることも視野に入れる場合は、上位モデルと互換性のあるコンポーネントを採用しているロードバイクを検討してみてください。

コンポーネント名
(グレードの高い順)
変速段数 ブレーキの種類
DURA-ACE(デュラエース) 12速
  • キャリパーブレーキ
  • 油圧式ディスクブレーキ
ULTEGRA(アルテグラ) 12速
  • キャリパーブレーキ
  • 油圧式ディスクブレーキ
105(イチマルゴ) 12速 販売なし
TIAGRA(ティアグラ) 10速 キャリパーブレーキ
SORA(ソラ) 9速
  • キャリパーブレーキ
  • 油圧式ディスクブレーキ
CLARIS(クラリス) 8速 キャリパーブレーキ
TOURNEY(ターニー) 7速 販売なし
スタッフからの一言コメント
コンポーネントとはスポーツバイクを構成しているパーツの総称です。 具体的には、ディレイラー(変速機)やブレーキ、クランク、変速レバーなどを指します。

【目的別】ロードバイク用コンポーネントの選び方

【通勤やサイクリングなど】気軽にロードバイクを楽しむなら

気軽にロードバイクを楽しもうと思っている人

気軽にロードバイクを楽しもうと思っている人の場合、コンポーネントについて気にしすぎる必要はありません。
どのコンポーネントも普段使いには十分な性能があるためです。
しかし、走るときの心地よさが目的の場合は、比較的低価格で質が良く、走行性能の違いを感じることができるCLARIS(クラリス)やSORA(ソラ)がおすすめです。
後で紹介するロードバイクにはCLARIS(クラリス)を搭載したロードバイクもあるので、ぜひ参考にしてみてください。

【ロングライドやヒルクライム】本格的にロードバイクを始めるなら

本格的にロードバイクを始めようと思っている人

本格的にロードバイクを始めようと思っている人は、105(イチマルゴ)以上のグレードのコンポーネントがおすすめです。
105(イチマルゴ)以上のグレードからはギア数が同じで互換性があるため、後々交換して性能を上げることができます。
ただし105(イチマルゴ)を搭載したロードバイクは約20万円以上のものが多いため、予算と相談して検討してみてください。

ロードバイクの選び方とおすすめを紹介

ロードバイクの選び方5.車体以外のアイテムを揃える

ロードバイクは一般的な自転車とは違って、公道を走る際に必須のアイテムが取り付けられていない状態で販売されていることが多いです。
そのため次のアイテムは必ず車体と一緒に購入しましょう。

スタッフからの一言コメント
アイテムの種類や車体の特徴によっては取り付けられない商品もあります。 取付方法や取り付け可否を必ず確認してから購入しましょう。

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ロードバイクを安全で快適にするアイテムを紹介

他にもサイクリングを楽しくするアイテムや防犯におすすめのアイテム、メンテナンス用のアイテムがあります。
こだわろうと思えばどこまでもこだわれるところが自転車の魅力の1つ。
ぜひ車体と合わせて検討してみてください。

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ここからは当自転車通販サイトcyma-サイマ-で販売している初心者・中級者におすすめのロードバイクを紹介します。
ビギナー向けの装備と価格帯なので最初の1台にぴったりです。
これまで紹介してきた選び方を参考に、お気に入りの1台を探してみてください。


ロードバイクの選び方とおすすめを紹介

当自転車通販cyma-サイマ-で購入できるおすすめロードバイク

商品名 特徴 リンク

FES ROAD

初めてロードバイクにチャレンジする人にピッタリなエントリーモデル

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商品
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FALAD

日本ブランド NESTOのエントリーモデル

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FALAD-PRO

オールブラックの車体がクールな高性能ロードバイク

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商品
ページ

【初心者向け】10万円以下のおすすめロードバイク

THIRDBIKES

FES ROAD

サイズ:
700C
適応身長:
160cm~
変速:
外装14段
車体重量:
11.8kg

¥58,909~(税別)
¥64,800~(税込)

4.2 5件
FES ROADの商品画像

初めてロードバイクにチャレンジする人にピッタリなエントリーモデル


スタッフの声Check!!

エントリーモデルならではの初心者に優しい装備が充実で、フラつきにくい28㎜幅の幅広タイヤの採用、電池式のライトや通常無い片足スタンド、ペダルまで全て付属するなど安心してお乗り頂けます。一般社団法人自転車協会が制定する「自転車安全基準」に適合した証明のBAAマークも取得している安心安全な一台です。

NESTO

FALAD

サイズ:
700C
適応身長:
160/170cm~
変速:
外装14段
車体重量:
9.5kg

¥69,200~(税別)
¥76,120~(税込)

4.3 29件
FALADの商品画像

日本ブランド NESTOのエントリーモデル


スタッフの声Check!!

FALADは低価格帯ながら本格的な走りが楽しめるロードバイクです。 メインコンポーネントには、本格スポーツバイクのパーツも手掛けるシマノ製の「Tourney」を採用しています。 ロードバイク入門にはうってつけの一台です。 ちなみに、一般的な空気入れでも使用できる英式バルブのアダプターを標準装備しているところも、入門者にはうれしいですね。


この自転車の口コミ
  • マラソンランナーです。夏のRUNは辛いので、クロストレーニングのためにロードバイクを購入しました。エントリーモデルですがこれで充分満足です。これからビンディングペダルを取り付けてヒルクライムに挑戦したいと思っています。

ロードバイク入門セットはこちら

ロードバイク入門セット/FALAD
ロードバイク入門セット/FALAD ¥74,660(税別)¥82,126(税込) >>

ロードバイク入門ワイドセットはこちら

ロードバイク入門ワイドセット/FALAD
ロードバイク入門ワイドセット/FALAD ¥80,260(税別)¥88,286(税込) >>

【中級者向け】10万円以上のおすすめロードバイク

NESTO

FALAD-PRO

サイズ:
700C
適応身長:
160/170cm~
変速:
外装16段
車体重量:
9.1kg

¥94,000~(税別)
¥103,400~(税込)

4.4 12件
FALAD-PROの商品画像

オールブラックの車体がクールな高性能ロードバイク


スタッフの声Check!!

FALAD-PROはオールアルミ製の軽量フレームに、信頼性の高い日本メーカーシマノ製のパーツを採用した一台。通常この価格帯ではコストを抑えるためブレーキや変速機などパーツのグレードを下げたりするメーカーが多い中、NESTOはそのあたりもしっかり信頼性の高いものを選びつつも価格を抑えてくれています。これからロードバイクを始められる方にピッタリのモデルです!

まとめ|ロードバイク選びは乗り心地を左右する

ロードバイク選びは乗り心地や車体のパフォーマンスを最大限に発揮するためには大切です。
安全により気持ちよく乗るために、次の5つに注目して選んでみてください。

自転車通販サイトcyma-サイマ-では、今後もロードバイクのラインナップを充実させていきます。
ぜひお気に入りの1台を探してみてください!

ロードバイクの人気メーカーを紹介

ロードバイク主要20メーカーの特徴/評判と初心者向けモデルを紹介
ロードバイク主要20メーカーの特徴/評判と初心者向けモデルを紹介>>

ロードバイク選びについてのQ&A

Q. 自分にあったサイズを選ぶ方法は?
A.実際に試乗する、または適応身長を目安に選ぶとよいでしょう。
ロードバイクがサイズごとにペダルやハンドルまでの距離、足付きなどが変わるので、パフォーマンスを最大限に発揮するには自分のサイズを知ることが大切です。
Q. フレーム素材の選び方は?
A. ロードバイクのフレームは主にカーボン、クロモリ、アルミが使用されます。
軽さ、剛性、耐久性、値段から比較して選びましょう。
Q. コンポーネントの選び方は?
A. ロードバイクを気軽に楽しみたいか、本格的に楽しみたいかによっておすすめのコンポーネントが異なります。
本格的に楽しむなら上位グレードと互換性があるカスタマイズできる「105(イチマルゴ)」がおすすめです。
Q. 車体以外に必要なものは?
A. ライトやベル、キックスタンドなどの周辺パーツの取り付けが必要な場合が多いです。
公道を走るのに必須のライトとベルの他、防犯用のカギやより快適に走るためのアイテム、また防犯登録料と自転車保険も検討してみてください。

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